
高校生のとき、母の友達が赤ちゃんを伴ってよく遊びに来ていたのですが、その子は私の母には甘えるのに、私にはちっとも甘えてきませんでした。それで「女じゃないと甘えてこないのかな」という不満が高じてマルスと玲子の関係ができあがったのです。
今にして思うと、その子はベビーカーで散歩していたときに高飛車にあっちへ行けとかこっちへ行けとか要求したり、よく、茶目っ気のあるいたずらを私に仕掛けてきたりしたので、私に懐いてはいたんだと思います。定期テストを控えて私が勉強していると、私のことをじっと見て「遊んでくれない、おかしい」と、さっさと帰ってしまったりしてました。また、数年後、別の男の子の子守していたときは、その子は私に甘えてきたので男とか女は関係ないと理解しましたが、高校生のときは結構、深刻に悩んでました。
40余年の間、物語自体を変えても、玲子とマルスの関係を変えてません。今でもこの二人を描いていると、子守をしていた高校・大学の頃のたわいのない思い出が帰ってきます。実在の子供は憎ったらしくて、こざかしいところはありますが、そこもまた、可愛いと思うので、ついつい機会があると相手しちゃいます。膝の上にちょこんと座られると、「可愛いなあ、もう」と思ったりします。周囲には孫相手に鼻の下を伸ばしている人もちょくちょくいますが、私は孫にめぐまれることはないので、どんな機会でもとらえて、小さい子の相手をしたいですね。体力の限界の範囲で(^^)

なるほど、こうやって描いた日付を入れておくのも整理しやすいし、変遷がよく分かりますね。
小さい子供は無垢なので人様のお子さんでも私もあやしてあげたいけど、
最近は「知らない人…」は怪しまれる時代になったので(汗)、なかなか声が掛けられません。