4発JETエンジン機 COMPLETE GUIDE (イカロス・ムック)

 タイトルどおり、エンジンが4機あるジェット機の解説本です。
 第1章は「エアライナー」でボーイングの747やエアバスA380が紹介されています。豊富な写真を中心に解説とパイロットのインタビューが掲載されています。読み応えがあったのは黎明期のコメットや707の解説から主翼パイロン式の解説、変わったところではリア4発の解説まで掲載されています。リア4発の資料に巡り会ったのは、個人的に初めてなので、興味深かったです。加えてコンコルドの解説もあり、とにかく、4発ジェットの機体を徹底的に解説している印象です。
 第2章は「ミリタリー」で、軍用機では輸送機を中心に4発ジェットが解説されています。無論、現用の4発爆撃機、B-1、B-2、ロシアのブラックジャックも解説されていました。軍用機として4機のエンジンを持つことの利点などが解説されています。
 第3章は「4発ジェットエンジンの理論」で、4発ジェットの長所と短所などが解説されています。冗長性はあるが、エンジンの数が多い分、故障のリスクは高い等、得失が解説されています。
 第4章は「スペシャルエアリフター」で、アントノフのルスランや、ボーイング747LCF等の他、B-52等の多発機の解説が掲載されています。

 全体的に双発機をのぞき、ジェットエンジンの歴史や各種の取り付け方式の解説が豊富なので、資料としての価値は高いと感じました。